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ヘアペンシルを出すイカリモンガ:長野県北アルプス山麓松川村馬羅尾高原
ガのようなチョウもいれば、チョウのようなガもいます。さて、このイカリモンガはチョウでしょうか、ガでしょうか?
名前の最後に「ガ」がつくので、ガですね。
山で見て撮影してきて、チョウの図鑑を調べても出てこなくって、イライラした経験ってありませんか?そんな経験は初心者にはきっとあると思います。その中の一つがこのイカリモンガだったと言う方は多いのではなないでしょうか。
イカリモンガは、ガだと分かっていても、ついつい撮影したくなるのですが、ちょっと見、オレンジの翅の模様が綺麗ですよね。名前のようにイカリがそのまま模様になっていますので、非常にお洒落のガなんですね。
ところが、この時にちょっとびっくりしたことがあったのです。アサギマダラでも滅多に見ることのないヘアペンシルを、このイカリモンガが使っているのです。
ヘアペンシルというのは、オスがメスを引きつけるために匂い付けのために使う体の一部なんです。ちょうど筆のようになっていて、それを体から出して翅に匂いをつけるのです。たまたまとは言え、ヘアペンシルをイカリモンガが出していたので、非常にびっくりしたのです。
イカリモンガが、常時このようなことを頻繁にするのかどうかは不明ですし、この画像が珍しいのかどうかも不明ですが、私にとっては非常に珍しい出会いでした。
と言うことで、アップした一枚です。
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◆ ヘアペンシルを出すイカリモンガ:長野県北アルプス山麓松川村馬羅尾高原233
2014年5月24日撮影