【思いっきりおさるさん:長野県北アルプス山麓】2016.2.28


カメラを持って追いかけてきた、長野県北アルプス山麓の素敵な仲間たちの中から、ニホンザルを思いっきりご紹介しましょう。今年の干支は「申」だそうですが、そんな時にでもなければ紹介することもないおサルさんたちで、2007年から2015年にかけて撮影した画像です。

北アルプス山麓のニホンザルは、あちこちで鳥獣被害をもたらし、農家の皆さんからは嫌われていますが、時として可愛い姿も見ることができます。親子がのんびりする様子は人間の親子にも似て、微笑ましくも感じますね。

リンゴを食べるニホンザル長野県北アルプス山麓大町市扇沢2009.10.14

黒部ダムの玄関、大町市扇沢からの帰りには、よくサルの群れに出会います。扇沢のサルたちは人間に追われるわけではないので、比較的のんびりしています。

上の写真はちょっと問題ありなのですが、扇沢からの帰りに出会ったサルの群れです。何が問題なのかと言いますと、恐らくリンゴ農家の人が、道路沿いに恐らく出荷できないと思われる傷リンゴでしょうけど、いっぱい捨てていったのです。人間とサルとの共存をと思った親切心だったのでしょうけど、結果的には餌付けとなってしまいました。

そのリンゴを目当てに一つのサルの群れが道路沿いに集まってきます。
一匹のサルが、リンゴを見て、ちょっと遠巻きに近づいていますね。

リンゴに寄ってくるニホンザル長野県北アルプス山麓大町市扇沢2009.10.14

安心したのか、一目散にリンゴに近づきます。

リンゴを食べに来たニホンザル長野県北アルプス山麓大町市扇沢2009.10.14

大きな真っ赤なリンゴを手にして、なんだか嬉しそうに見えますね。他のサルたちがかじりかけたリンゴには目もくれず、丸い大きなリンゴに手を出しました。

リンゴを食べに来たニホンザル長野県北アルプス山麓大町市扇沢2009.10.14

同じサルではありませんが、リンゴのヘタ近くを口にくわえて、道路を横切って、河原側に行こうとしています。上手に運びますね。

リンゴを運ぶニホンザル長野県北アルプス山麓大町市扇沢2009.10.14

こちらのサルは、リンゴを持って、道路脇の草の茂みに入って食べています。大人は警戒心が強いのでしょうか?

リンゴを食べるニホンザル長野県北アルプス山麓大町市扇沢2009.10.14

人間を恐れないサルたちは、こんな場面にも遭遇しています。乗用車だけではなく、大型観光バスや大型トラックも、日に何度も往来する道です。車の前を家族で横切るなんて、怖いですね。

リンゴを食べに来て、大型バスの前を横切るニホンザル長野県北アルプス山麓大町市扇沢2009.10.14

後日見たのは、交通事故死の一匹のサルでした。扇沢駅から猛スピードで下る車が多いですけれど、そんな車から逃げられなかったのかも知れません。


ところで、北アルプス山麓には、いくつものニホンザルの群れがいます。群れに「三日町の群れ」などと名前も付けられており、移動を繰り返しながらあちこちに出没し、時には私たちの眼の前に姿を現してます。

サル担当者の役場の職員や猟友会の人たちは、軽トラックに乗って、発信機のついたサルの群れを追いかけています。そのため、今群れがどこにいるのか知ることができるそうです。

かつて同行させていただいたことがありましたが、サルを追う軽トラックの音を記憶しているサルたちは、その軽トラックが来るたびに、奇声を発して森の中を移動します。乗っている人さえも記憶しているみたいです。サルって頭がいいんですね。


なぜ追いかけなければいけないのか、こんな画像をみてください。これは大町市源汲(げんゆ)地区のサルです。何をしていると思いますか?
そばを食べるニホンザル長野県北アルプス山麓大町市源汲2014.10.25

真っ赤な茎はソバの茎です。せっかく農家の皆さんが作ったソバを、サルが食べています。ソバは、こうしたサルたちの餌になってしまいました。そのために農家の皆さんは、畑の周りに電気柵を設置しています。

ところが、頭のいいサルたちは、その電気柵さえも乗り越えるんです。ビリっとしびれる横の線はつかまずに、縦の支柱を持って登っていくようです。

電線に登るニホンザル長野県北アルプス山麓大町市源汲2014.10.25

逆光になってしまい、そのままシャッターを切ったのでちょっと暗いですが、電気柵を飛び越えて登って行く先は電線です。
電線に登るニホンザル長野県北アルプス山麓大町市源汲2014.10.25

うまく登るものだなあと、感心して見ていましたが、その時に一人の男性がやって来て、サルを追いかけました。でも電線の上のサルたちは「へちゃらだい」と言うような顔をして、電線の上に座って男性を見ているのです。人間との共存は楽ではなさそうですね。


実はサルたちは、木登りが上手なだけではなく、電線をうまく伝わって移動したり、高いところの木の実をべているのです。そんなサルたちを何度か目撃しています。

2008年には、松川村馬羅尾高原へ行く途中の電線の上で、こんなサルに出会いました。

電線の上のニホンザル長野県北アルプス山麓松川村馬羅尾公園2008.6.12

向こうに何かあったのでしょうか。きっと木の実でしょうね。一本の電線を渡るというのに、手を離して大丈夫?

電線の上のニホンザル長野県北アルプス山麓松川村馬羅尾公園2008.6.12

シャッターの音に気付いたようですね。片足を木の枝に掛けて、電線にうまく座りながら、こっちを見ています。

電線の上のニホンザル長野県北アルプス山麓松川村馬羅尾公園2008.6.12


扇沢からちょっと下ったところにあるわっぱランド周辺でもこんなおサルさんがいました。やはり電線の上です。見晴らしのいい電線の上で、のんびりタイムと言ったところでしょうか?

電線の上の2匹のニホンザル長野県北アルプス山麓大町市わっぱランド付近2009.10.14

そこにもう一匹のサルが加わりました。真ん中のサルさん、何か発見したようですね。

電線の上の3匹のニホンザル長野県北アルプス山麓大町市わっぱランド付近2009.10.14


大町市源汲のちょっと奥に鹿島集落があります。そこでもサルは農作業被害をもたらしています。その鹿島でも電線の上で、のんびりムードのこんなサルさんに会いました。

電線を移動するニホンザル長野県北アルプス山麓大町市鹿島2014.5.13


北アルプス山麓には、人間に追われるサルの群れもいますが、一方、農作物を知らないサルたちもおり、そんなサルたちは人間を恐れることなく、のんびりと山道沿いで休んだり、お食事していることもあります。

この親子のニホンザルもそうでした。大町市の高瀬渓谷尾入沢で出会った子ザルは、イタドリの葉っぱを持って、何やら真剣にやっています。食べているのでしょうか?でも、お母さんは知らんぷり。

ニホンザル親子長野県北アルプス山麓大町市龍神公園2007.7.1

「ママ〜、取ったよ〜」なんて言ったんでしょうか。やっとお母さん、振り向いてくれましたね。

ニホンザル親子長野県北アルプス山麓大町市龍神公園2007.7.1

大町市の高瀬渓谷尾入沢のサルたちは、のんびりしています。ガードレールの柱にちょこんと座って、遠くを眺めていますね。車が通っても、へっちゃらのようです。ここでは人間に追いかけられることもないので、安心して道路脇にいられるのでしょうね。

ニホンザル高瀬渓谷尾入沢の水色の橋付近2010.9.28

と言ったところで、画像をもっとアップしたかったのですが、アップできなくなりました。第二弾の続編でご紹介できればと思います。


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