アサギマダラの春の北上の大変貴重な記録です。
主な引用元は、アサギメーリングリスト、アサギネットからです。
長野県内で再捕獲された四国(徳島県)からのアサギマダラ2015:ついつい企画
【春の北上】1例
佐久市へ 1例
1◎ 「MJ 5.10 マツ」 徳島県海部郡美波町明神山 2015年5月10日 → 2015年5月25日 長野県佐久市下平尾 平尾山
[asagi:024860]【再捕獲情報】2015年5月27日(金)[asagi:024861]【移動情報】2015年5月27日(大)南下個体の再捕獲の数が多いのに対して、北上個体の再捕獲は数えるほどしかありません。
5月10日に美浜町で標識され、15日で北東方向の佐久市に移動し、再捕獲されました。
長野県で春の個体を観察できるのは、ほとんどが山の中です。ここも平尾山という山ですね。
秋のフジバカマのように、畑でたくさんアサギマダラの吸蜜の花が咲くわけではありません。いったい何の花の蜜を吸っているのでしょうね?
南から長野県へ北上してくるアサギマダラは、あちこちの山の中で前年の夏に咲き、すでに枯れ草となっているヨツバヒヨドリの茎から汁を吸ったり、食草のイケマの新芽を見つけ、産卵場所を探すかのように草の影で舞っていることがあります。そういう姿を見るのは感動しますね。
でも、吸蜜植物は分かりません。北アルプス山麓でアカシアで吸蜜しているアサギマダラを見たことがありますが、5月の平尾山にはどんな花があるのでしょうね?
山の中で、そんなアサギマダラを見つけることは非常に困難で、別のチョウの撮影に行った時に山の中で偶然に出会うことがあっても、イケマの場所やヨツバヒヨドリの咲いていた場所を覚えていない限り、なかなか出会えません。
私などは、北アルプス山麓で春のアサギマダラ似合うのは、ほとんど偶然の出会いです。
でも、何箇所かで見ることができましたが、ネットを持っていることはまずなく、またアサギマダラが遠く離れた位置とか、高い位置などと言うこともあり、証拠写真が撮れれば良い方です。
そうした中の再捕獲でマークがあったというのは、非常に貴重な記録の一例となったと言う訳です。
今後もこうした個体が増えれば、春の移動が徐々に解明されると思います。
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2005年に長野県内に移動した、アサギマダラの移動地図を掲載しています。
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