規格外のスイカ
2010/07/28 2:00 に ついついペコ が投稿 [ 2018/09/29 11:45 に更新しました ]近年はスイカをセンサーでチョックするとのことで、その検査に引っかかるスイカが出てきます。それが規格外のスイカです。
成長の段階で畑で1週間ほど余分に寝かせると、糖度が増すそうです。でもそうすることで、中に空胴ができてしまうのだそうです。
そうなったらハートのマークを貼ってもらえず、市場に流通しません。商品価値は下がり、スーパーなどに並ぶこともなく、生産者が自分で売るか、独自で販売ルートを確保するしかありません。
隣のスーパーで3000円近い値段がついて売られているスイカも、センサーではじかれれば低下の半値以下です。もしかしたら3分の1。
それでも売ってくれるところがあれば儲け物です。売れなければトラクターでそのまま砕かれ、畑の堆肥となります。そういうスイカが、夏の終りには畑にゴロゴロしています。
今年は暑さで早い収穫をしたからなのか、暑さで需要が増したからなのか、中に空胴があるスイカは余り出なかったようです。
でも、ワラを被せきれなくて、日焼けしすぎて緑色の皮が部分的に黄色くなったスイカができてしましました。それも規格外です。定価の半値から3分の1程度で生産者や、直売所などが売っています。
ハートのマークが貼られたスイカも、日焼けして部分的に黄色くなったスイカも中味に変わりはありません。
困っている生産者の人助けだと、先日大町市でついつい注文を取ったら、24日に10個売れ、また今日追加10個の注文をいただき、他にも欲しいと言う方が出てきました。
あばたもえくぼです。見た目よりも甘いスイカに「太る」と言う2文字を忘れます。