どこにでもあるアカツメクサ。ムラサキツメクサとも言われ、ヨーロッパ原産の帰化植物のクローバーです。
でも白花は、北アルプス山麓ではめったに見ません。
この白いアカツメクサは、大町市内にあるスキー場の下の方に、ピンクのアカツメクサに混じってひっそりと咲いていました。
白いアカツメクサ:長野県北アルプス山麓大町市 2010年6月撮影
ピンクのアカツメクサは見慣れているのでよく目に付きますが、白いアカツメクサの発見は初めてでした。
白花変種かもしれませんが、シロバナアカツメクサ(白花赤詰草)とも呼ばれているようです。
シロツメクサともまた違った趣がありますね。
このアカツメクサにも、いろんなチョウや虫たちが、蜜を吸いにやってきます。
山麓の昆虫たちの命をつなげる、大事な役割を担っているのですね。
シロバナアカツメクサ Trifolium pratense L. f. albiflorum Alef. (マメ科 シャジクソウ属)クローバーや帰化植物のツメクサの仲間
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アカツメクサの原産国と導入国の地図付きのサイトを見つけました。
http://www.plantsoftheworldonline.org/taxon/urn:lsid:ipni.org:names:77194496-1「この亜種は受け入れられており、その在来種は北西部のマカロネシアです。 アフリカ、ヨーロッパからモンゴル、ヒマラヤへ。」とのことです。
学名は、米倉浩司・梶田忠 (2003-)「BG Plants 和名-学名インデックス」(YList),http://ylist.info( 2023年2月17日)引用
《参照資料》
植物分類表 大場秀章編著 (株)アボック社刊