信州北アルプス山麓にいるカモシカはニホンカモシカです。そのカモシカは、近年増え続けており、被害が問題になっています。
カモシカは、昭和30年から国の特別天然記念物に指定されました。しかし北アルプス山麓では民家の近くにも出没し、畑の農作物を食べてしまうこともあり、また、山では木の皮を剥ぎ、食べてしまいます。毎年農業、林業の被害が報告されており、必要頭数を超えたカモシカは捕獲されています。
カモシカは普段は穏やかな性格で、人を見てもすぐには逃げようとしません。人の動きをじっと観察し、危険がないと分れば、草むらに隠れようもせずに平然としています。
29日に小谷村のスキー場に現れたカモシカは、立派な角を持ったおとなのカモシカでした。カモシカはオスとメスの違いは分りにくいと言われており、この個体もどちらなのは不明です。
時々カメラを気にしながら、スキー場を走り回っていました。