お断りして、おじいさんを悲しませてしまいました 2010.3.17
2010/03/17 23:01 に ついついペコ が投稿 [ 2018/09/29 11:45 に更新しました ]80才に近いのおじいさんに今日、折り紙作品でいっぱいの部屋を見せて頂きました。
とにかく部屋の隅から隅まで、折り紙の作品でいっぱいです。
まず最初に目に入ったのは、部屋の入り口の蓮の花。20センチほどの大きな赤い色の花が客を歓迎します。
テーブルには羽が色々につながった鶴の折り紙の他、アジサイ、アサガオ、部屋ににょきりと立つ大輪のヒマワリなどは見事でした。
動物などの生き物のほか、今回は、カナダ・バンクーバー五輪のオリンピック選手をジャンプ台、ハーフパープなどとともに針金を入れて動きのある表現で折っていたのには感心しました。
記念にどれか持って行ってくださいと言われましたが、「いつか壊れてしまうため、すべての方に同じようにお断りしているんです」と、受け取りませんでした。
「むしろ、これを使って、次の展示をしてください。その時にまた声を掛けてください」と、いつもと同じように話しましたが、おじいさんが悲しそうでした。
作品を頂くのはとても嬉しいのですが、そう言ってくださる方が多いだけに、困ってしまいます。頂けば物は増える一方ですし、壊れても、汚れても、捨てるのに心が痛みます。
帰って来てから、「ボールペンを忘れていきましたよ」と、おじいさんから携帯電話に電話があったので、近日中に伺って、動物の折り方でも教わって来ようかと思っています。
作品を頂かなくっても、何かいい繋がりができれば、その方が嬉しいです。今度は悲しませないですみますように。