雄しべの先端の葯(やく)が白いミスミソウ:長野県北アルプス山麓
季節が過ぎましたが、北アルプス山麓の魅力的な白い花の一つをご紹介しましょう。
春を告げるミスミソウはユキワリソウ(雪割草)とも言われているようで、まだ雪の残る早春の山などに咲きます。でも、長野県北アルプス山麓ではめったに目にすることはありません。
これは、葯が白いミスミソウです。清楚な花でしょ?目立たない花ですので、探すのも大変です。
このほかに、白いミスミソウには、雄しべの先端の葯(やく)と言われる部分がピンクのミスミソウもあります。少女のような可愛さがあります。(削除)PIXTA登録写真 花:長野県北アルプス山麓 をご覧ください。
ミスミソウには、花びらが白のほか、淡い紫色の花などがあるそうです。日本海側で見ることができるようですよ。ぜひ見てみたいですね。
アズマイチゲやキクザキイチゲなどと一緒に咲いていれば、何気なく通り過ごしてしまうほど、非常に見つけにくい花ですが、見つけられたら数が少ないだけにラッキーですね。
ミスミソウ Hepatica nobilis Schreb. var. japonica NakaiHepatica nobilis Schreb. var. japonica Nakai(キンポウゲ科ミスミソウ属 地元では、ユキワリソウ・雪割草とも言われています)
学名は、米倉浩司・梶田忠 (2003-)「BG Plants 和名-学名インデックス」(YList),http://ylist.info( 2023年2月17日)引用
環境省レッドデータブック(2000・2012・2017)では準絶滅危惧(NT) 。
長野県レッドデータブック(2014)では絶滅危惧Ⅱ類(VU)に分類されています。
スハマソウを含み、自然公園法で指定されています。