【湖水の青い波紋:長野県北アルプス山麓大町市木崎湖】

年に何度も訪れたくなる湖、木崎湖。長野県北アルプス山麓大町市にあります。仁科三湖の一つで、市内のすぐ北に位置しています。湖面は四季折々の色々な表情を見せてくれるので大好きなんです。冬の顔の一部をご紹介します。

厳冬には、木崎湖が非常に厳しい顔を見せてくれる時があります。部分的に結氷が見られ、諏訪の御神渡りのような現象を生じさせたり、波紋がそのまま凍ってしまうこともあります。でもこの年にはもっと穏やかな顔を見せてくれました。青い水面って素敵ですよね。

湖水の青い波紋:長野県北アルプス山麓木崎湖大町市 2017.1.26-378

木崎湖には冬、渡り鳥のカモなどが訪れます。近年は滅多に見ませんがコハクチョウが来る年もあります。個人的にはカモの方が野生みがあって好きです。一定の距離を保たないと、すぐに逃げられてしまいます。ですので車を時計と反対周りに走らせ、道の脇に寄りながら撮影します。そんな折に湖面も撮影しています。

湖水の青い波紋:長野県北アルプス山麓木崎湖大町市 2017.1.26-380

湖面にできる波紋がいつも素敵なので、どの瞬間を切り取ろうかと、ワクワクします。ずっとレンズで追いかけていても、風によって表情を変えるんです。そこが水面の魅力ですよね。

上の方に薄茶色に見えるアーチ、何だと思いますか?

木崎湖ならではの光景なんです。下の写真をご覧ください。

湖水の青い波紋:長野県北アルプス山麓木崎湖大町市 2017.1.26-398

木崎湖西側からは、こんな風景が見えます。薄茶色のアーチ状に見えた波紋は、東側の山だったのです。

湖面の青い波紋:長野県北アルプス山麓木崎湖大町市 2017.1.26

もうちょっと過去の画像ですが、これも木崎湖です。湖に垂れた木の枝が凍ることがよくあります。それはそれで、また素敵なんです。この光景、近年でも見ることができるんですよ。

輝く木崎湖:長野県北アルプス山麓大町市2014.1.16-349

場所によって凍る木崎湖ですが、流氷のような動きを感じました。こんなところにカモがいるとその行動が実に面白いんです。氷の上で滑ったり、転んだり、水に潜っても氷が上にあると出てこられかったりで、悪戦苦闘しながら餌を食べているんです。

波と氷の木崎湖:長野県北アルプス山麓大町市2014.1.16-386

このように西側が凍る年もあります。

湖面の青い波紋:長野県北アルプス山麓木崎湖大町市 2017.1.26

湖を回る時には東側から北側に行き、ぐるっと一周します。車で移動しますので、時計と反対周りが撮影にが便利です。水鏡のようになって北アルプスを映すこともありれば、風との共演で波が高くなることもあります。地元の皆さんは、風と波の作り出す水面の芸術を毎日見ているのでしょうね。

波の木崎湖:長野県北アルプス山麓大町市2014.1.16-372

湖の煌めき、大好きなんですよ。いかに撮ろうかと毎回工夫しています。

雪と輝く木崎湖の湖面:長野県北アルプス山麓大町市2014.1.16-276

絞り込まないと雪の煌めきが撮れないし、湖の煌めきを取ろうか、雪のきらめきをとろうか、この時にはかなり苦労したこと思い出します。

そんな訳で、懐かしい画像もアップしました。

雪と輝く木崎湖の湖面:長野県北アルプス山麓大町市2014.1.16-296

機会がありましたら冬の木崎湖に訪れてみてください。

カモとの出会いだけではなく、素敵な波紋と出会えますように。