長野県北安曇郡松川村で「安曇野松川村すずむし保護条例」が、9月8日に施行されました。松川村内全域で、スズムシの捕獲が禁止されています。以下、安曇野松川村すずむし保護条例全文です。
安曇野松川村すずむし保護条例
(目的)
第1条 この条例は、古来より村に生息する貴重な地域資源であり、村の特別シンボルである、すずむしを保護することにより、村の豊かな自然環境及び田園景観の保全につなげ、全国に誇る「すずむしの里」づくりを進めることを目的とする。
(村の責務)
第2条 村長は、すずむしが生息し増殖できる良好な環境を保全するために必要な施策を講ずるものとする。
2 土地改良事業等を実施する場合は、すずむしの生息環境に配慮した工法に努めるものとする。
(村民の責務)
第3条 村民はすずむしと共生する村の自然環境に誇りを持ち、村が実施するすずむしの保護に関する施策に協力するものとする。
(保護区域)
第4条 保護区域は村内全域とする。
(捕獲の禁止)
第5条 前条に規定する保護区域内において、すずむしの捕獲を禁止する。ただし、すずむしの里づくり推進のため村長が必要と認めた場合は、この限りでない。
(委任)
第6条 この条例の施行に関し必要な事項は、村長が別に定める。
(附則)
この条例は、公布の日から施行する。
___________________
施行は、2010年9月8日。