【長野県内で採取禁止の植物とエリア:ついつい企画】

長野県内では近年、法や条例で規制されている植物、さらに規制されているエリアでの植物の根こそぎの採取やその痕跡が目立っています。採取禁止の植物とそのエリアをまとめています。ご参考にしてください。

長野県チョウの食草関連注意報!

* 近年チョウの飼育目的で食草を採取する方がいらっしゃいます。自然公園法、長野県希少野生動植物保護条例などによって国立公園・国定公園の特別保護区全ての植物が採取禁止です。特別地域指定植物の採取が禁止されています。植物の上だけ摘もうが、根こそぎであろうが許可のない採取は禁止されています。自然公園内での踏み荒らしもあるようですのでご注意ください。

チョウや虫の採取に関しては【長野県内で採集禁止のチョウと虫:ついつい企画】をご覧ください。ご参考までに。

花の数もエリアの数も非常に多いので分けています。ざっと一覧は以下のとおりです。 


以下の画像は、ごくごく一部です。ご参考までに。


《ご参考までに》

白い花ピンク〜赤紫の花青っぽい花黄色〜オレンジの花茶色〜濃い紫の花

出典引用・参照資料は以下のとおりです。

【出典】

https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/index 文化庁ホームページより(2020年2月19日現在)
https://www.env.go.jp/nature/kisho/domestic/list.html 環境省ホームページより(2020年3月1日現在)https://www.env.go.jp/nature/kisho/domestic/list.html#shokubutsu 環境省ホームページより(2020年3月1日)https://www.env.go.jp/nature/np/plant_prot/index.html 指定されている指定植物の一覧 環境省ホームページより(平成28年2月8日現在)
      https://www.pref.nagano.lg.jp/kyoiku/bunsho/bunka/rekishi/bunkazai.html 長野県ホームページより(2021年7月17日現在)
https://www.pref.nagano.lg.jp/shizenhogo/kurashi/shizen/hogo/kisyoyasei/jorei/documents/kisyopanhu300614kaitei.pdf 長野県ホームページより(2020年2月18日現在)
https://www.pref.nagano.lg.jp/shizenhogo/kurashi/shizen/koen/hozensyoukai.html 長野県ホームページより(2020年2月29日現在)
https://www.env.go.jp/nature/hozen/index.html  環境省ホームページより(2020年2月29日現在)https://www.pref.nagano.lg.jp/shizenhogo/kurashi/shizen/koen/hozensyoukai.html  長野県ホームページより(2020年2月29日現在)
https://www.env.go.jp/nature/np/plant_prot/index.html  環境省ホームページより(2023年1月20日現在)https://www.pref.nagano.lg.jp/shizenhogo/kurashi/shizen/koen/zyouhou.html 長野県ホームページより(2020年2月18日現在)
https://www.pref.nagano.lg.jp/shizenhogo/kurashi/shizen/koen/zyouhou.html 長野県ホームページより (2020年2月18日現在)
https://www.pref.aichi.jp/kankyo/sizen-ka/shizen/koen/shizenko/kisei/kokutei_saisyuseigensyokubutu.pdf 環境省ホームページより (これにより、シナノシャクジュウをヒナノシャクジョウに訂正 2021年5月2 日 現在 )

引用

http://ylist.info ( 2020年3月21日)http://ylist.info/index.html (2020年3月21日現在)

【参照資料】

国や長野県の文化財から天然記念物や史跡名勝など、植物に関係している項目を選び出しました。長野県希少野生動植物に指定されている植物、さらに自然環境保全地域と県内にある中部山岳国立公園など14の自然公園を合わせると80エリアとなります。あくまでも調べた範囲ですので、市町村指定は含まれていません。

天然記念物のマツやサクラの大木を持ち去る人はいないだろうと思いますが、損傷も規制されていますので、含めています。

一方、長野県内の国立公園と国定公園などの自然公園法で規制されている植物は、880種類以上から1050種となり、数が非常に多いです。(抜けていればもっと多いです)国と県の文化財に指定されている植物やエリアを合わせると1160項目以上となります。市町村指定は含まれていません。

自然公園内の特別地域で、道具を使い土を掘ったり、刃物のようなもので植物が切られた痕跡がそのまま残っていたり、先日まであった植物がある日突然そのエリアから根こそぎなくなることなどがあります。

自然公園法や長野県条例(長野県立自然公園条例・長野県自然環境保全条例・長野県希少野生動植物保護条例・長野県文化財保護条例など)で規制されている植物には、採取したり損傷すると罰則規制がありますので、どんなに魅力的な花でもぜひ採らないでくださいね。記念の押し花にもできませんが、写真に撮ったり、花の香りを脳裏にしっかりと焼き付けてお土産に持ち帰ってください。

ここでまとめた以上に、市町村の保全地域や天然記念物などに指定されている植物やエリアがありますが、膨大すぎてそれはまだ調べ切れていません。

また、1998年に公表されたと言う被子植物の新しい分類方法のAPG体系の変更によって、ある種の科目が変更していると言うことも分かりました。一部は訂正しましたが、すべては調べきれてないのが現状です。

正確さには留意しているつもりですが、変更もあるでしょうし落ちもダブリもあると思いますので、可能な限り時々更新します。間違いなどにお気づきの場合は、ご指摘いただければ嬉しく思います。

動植物が大好きな皆さん、またフィールドでお会いしましょう。

2022年2月5日更新