【ほんのりピンクがかった白いアカツメクサ:長野県東御市】2015.6.12

2010年6月、オオルリシジミの撮影で東御市を訪れた時、ピンクの普通にあるムラサキツメクサとも言われるアカツメクサの中に、ほんのりとピンクがかった白いアカツメクサを見つけました。

白花変種かどうかは分かりませんが、薄いピンクが非常に印象的でした。

ほんのりピンクがかった白いアカツメクサ:長野県東御市 2010年6月撮影

この花にオオルリシジミが止まってくれないかなと、ほのかな期待を持ちましたが、舞ってくるような気配はなし。

待っていても、ちょっと離れたところで吸蜜しているオオルリシジミたちが、わざわざこの花に舞って来るのはいつのことか・・・

そんな気持ちで、この場から離れたのを覚えています。

ほんのりピンクがかった白いアカツメクサ:長野県東御市 2010年6月撮影

白花でなくても、アカツメクサの周辺をオオルリシジミが舞っている姿は、地元の皆さんにとっては、ごく普通のことでしょうね。

オオルリシジミ、見たことがありますか?こんなチョウです。

オオルリシジミ:長野県東御市 2010年6月撮影

あれ!?どこかで見たような写真。そうです、私がホームページのヘッダーとしてずっと使っているのが、この時のオオルリシジミの画像です。

希少種のオオルリシジミにとっては、タンポポだけではなく、このアカツメクサも大事な吸蜜源となっているようです。

しかし、アカツメクサ自体は帰化植物として、あまり大事にされる植物ではないようですね。

そうは言っても、このほんのりとピンクがかった優しい色のアカツメクサ、この青い翅のきれいなオオルリシジミの舞う東御市で、いつまでも咲き続けて欲しいですね。

アカツメクサ(ムラサキツメクサ) Trifolium pratense L. f. albiflorum Alef. (マメ科 シャジクソウ属)クローバーや帰化植物のツメクサの仲間マメ科 シャジクソウ属


学名は、米倉浩司・梶田忠 (2003-)「BG Plants 和名-学名インデックス」(YList),http://ylist.info( 2023年2月17日)引用


《関連記事》

オオルリシジミのことは「ついついあちこちニュース」の中で扱っていましたが、今は移管したすてきな野生の仲間たち:長野県北アルプス山麓をご覧ください。


アカツメクサの原産国と導入国の地図付きのサイトを見つけました。

http://www.plantsoftheworldonline.org/taxon/urn:lsid:ipni.org:names:77194496-1   

「「この亜種は受け入れられており、その在来種は北西部のマカロネシアです。 アフリカ、ヨーロッパからモンゴル、ヒマラヤへ。」とのことです。


《参照資料》