渡りチョウのアサギマダラ Parantica sita niphonica(Moore 1883)の2019年の移動データを集計中です。データ情報は、アサギネット、アサギMLからの引用です。
このページでは、以下の情報を掲載しています。データ情報は、アサギネット、アサギMLからの引用です。
【お知らせ】
【標識情報2018:長野県】
【長野県の皆さまにお願い
【アサギマダラにマーキングしたらご登録を】
【アサギマダラ調査のご登録方法
【アサギマダラを撮影・再捕獲したらご連絡を】
今年からですが、皆さんからご報告があった標識は「地名 日付 標識者 通し番号」の順に並び替えてあります。
【市町村別 県内でのアサギマダラ再捕獲数2019:長野県】2020.12.18
【中部地方(新潟県・富山県・石川県・福井県・山梨県・長野県内・岐阜県・静岡県・愛知県)から長野県に移動したアサギマダラ2019】
【アサギマダラのマークの意味】アサギマダラには通常4つのマークが書かれています。例えば「FTT 8.20 TOR 38」です。
その1:書いた人を示すマーク【個人を示す標識 通常アルファベット3文字】届け出のあったマークは下にあります。
その2:書いた日を示すマーク 8月20日なら「8.20」
その3:場所を示すマーク【長野県内の場所を示す標識 通常アルファベット3文字】今年マーキングの行われた場所は下にあります。
その4:通し番号 1から
長野県では、以下の場所でマーキングが行われました。
TOR:下伊那郡大鹿村大河原鳥倉林道
COR:下伊那郡大鹿村鹿塩黒川林道
など
【個人を示す標識】2019年の標識です。変動がある場合があります。
サクラ、JET、
アサギマダラの翅に「TOR 8.20 FTT 38」と言うマークがあれば、長野県大鹿村鳥倉林道で8月20日に、FTTのマークを使っている個人が38番目にマークした個体とわかります。
1:通しナンバーを入れてください
長野県内のマークで、通しナンバーを入れていない個体が長野県外でよく再捕獲されています。通しナンバーのない個体は、アサギ太郎ちゃんなのか、アサギ花子ちゃんなのかの区別がつかなく、非常に困ってしまいます。
それぞれの個体のルートも調べていますので、ご面倒でもぜひ通し番号を入れて、個体を区別してください。
せっかくマークしたアサギマダラが、どこを経由してどこへ行ったのかなど、できるだけ詳細に知ることができたらいいですね。
再々捕獲の移動情報には胸が踊りますよ。
2:マークしたら、報告してください。
長野県内のマークと思われるアサギマダラが近年、長野県外で何頭か再捕獲されています。
「ナガノ」と書かれて入れば、恐らく長野県内だろうと思われますが、長野さんかもしれませんね。個人と場所が特定できません。
「コモロ」と書かれて入れば、恐らく小諸市のどこかだろうと思われますが、小諸市は広くて場所の特定ができませんし、どなたのマークなのかもわかりません。
せっかく遠くで再捕獲されて「再捕獲情報」を受けても、マークされたご本人にご連絡ができません。それが国外に行ってお子さんに再捕獲されたとしたら、その子に何と言えばいいのでしょうか。実際に2017年、台湾の子供たちが長野県高山村からの個体を再捕獲してくださったのです。皆様が気軽にマークしてくださったアサギマダラでも、台湾など国外で再捕獲されることもあるのです。感動を飛び越えて超嬉しくなりますよ。
と言うことで、ぜひ、アサギマダラにマークしたらご報告ください。
「標識情報」などのご連絡先はこの下にあります。今年も皆様のご活躍に期待しております。
マーキングされましたら、大阪市自然史博物館内事務局のアサギメーリングリストに登録し、【標識情報】を、ぜひお出しください。
また、どうかマーキングは「英数字」でお願いします。日本語表記だと台湾などに行った時に、正確に読んでいただけません。
日本各地でアサギマダラの調査をする皆さんが大勢いらっしゃいますが、せっかく再捕獲されても、どこから来た個体なのか、誰がマーキングしたのか分からず、ご連絡もできません。そうした不明の個体が2018年も非常に多数出ました。
登録情報はメーリングリストの会員にメールで送られますので、メーリングリストに登録さえしておけば連絡が行くと思います。
標識が付いたアサギマダラを発見し、写真に撮ったり、実際に手にした時、皆さんとっても感動します。
どこから来たのか分かった時には、感慨もひとしおです。そんな経験をされておられる多くの皆さんと交流もできます。
アサギマダラにマーキングしましたら【標識情報】として、「標識者氏名、標識、標識日、標識地、連絡先」などを、どうかご登録ください。
【標識情報】、【再捕獲情報】などのご報告は、「半角英数字」でお願いします。
① 大阪市自然史博物館内 アサギマダラ・マーカーの広場 http://www.asagi-org.jp/xoops2/
左サイドバーにあるメールアドレスへ「asagi参加希望」というメールを送ってください。
シーズン中はメールが非常に多いですので、担当者などにご相談してからご登録ください。
各地のマークを付けられたアサギマダラが南下の旅をしています。今期も大勢の皆さまに直接メールやファックス、お電話などで【再捕獲情報】をお寄せいただき、大変有難うございました。幾つもの記録が登録されました。本当に感謝いたします。アサギマダラは、その後も南下の旅を続けていると思われます。
マークの付いたアサギマダラを撮影したり再捕獲した場合は、可能な限り写真を添えて、下の【再捕獲情報】(可能な範囲で)を、①か②にご連絡ください。
① アサギマダラ・マーカーの広場 https://www.asagi-org.jp/xoops2/
② Facebookアサギマダラ・マーカーの広場 https://www.facebook.com/groups/asagimadara/
ただし、Facebookに書き込んだだけでは自動的に登録とはなりません。その書き込みを見た登録者のどなたかが、情報をすくい上げてアサギMLかアサギネットに情報を発信した時点で、情報が記録されます。さらに、標識した方が分かり、メーリングリストのアサギMLやアサギネットに【移動情報】が出されることで、登録完了となります。
【再捕獲情報】 以下の情報を、可能な範囲でお知らせください。
標識: 通常4つあります。(場所、日付、標識者、通し番号)翅を広げて見ると分かります。
性別: オスかメスか(オスには後翅に黒い斑紋があります)
鮮度:N(白い縁毛がはっきりしていてスレがない)・M(ちょっとスレている程度)・O(全体に白っぽくなり、スレがひどく、翅に欠けがあってボロボロ)など
再捕獲日: 2019年6月 日 時間
再捕獲地:長野県北安曇郡小谷村平間フジバカマ畑など
座標:36.790089 137.91819(Google Mapでポイントを付けて、保存すればこのような十進法の座標が示されます。移動距離の計測などに使います)
気温: ℃
天気: 晴れ、曇り、小雨など
再捕獲者:実名
備考:追記があれば追記記号、訪れていた花の名前が分かれば「フジバカマ訪花」、画像があれば「画像あり」など
標識、オス・メスの区分の斑紋(オスにだけ後翅の下に黒い斑紋があります)が分かるように撮影した画像を添えてください。
その他、連絡先が分かるように電話番号、メールアドレスなど、ぜひご連絡先を書いてください。標識者、標識地などが分かれば、後日お知らせいたします。
連絡先が分からなかったり、無記名の場合は、申し訳ありませんが登録できませんのでご了承ください。
お知らせしていただく【再捕獲情報】の一例。以下をコピーして、メールなどに貼り付けてお使いください。分かる範囲で記入し、分からないところは項目を消して、コンパクトにまとめてください。
【再捕獲情報】
標識:
性別:
鮮度:
破損状況:
再捕獲日:2019年 月 日
再捕獲地:長野県
座標:
標高:
気温: ℃
天気:
前翅長:
訪花植物:
交尾痕の有無(メスのみ):
行動:
再捕獲者:
備考:
連絡先:
アサギマダラ外部リンク
マーキングをする方は、
https://www.asagi-org.jp/xoops2/サイトの左にある「メーリングリストに参加しよう!」にあるアドレスにメールを送り、メーリングリストにご登録ください。
以下に書き込むことができます。でも、記録の登録とはなりません。
https://www.facebook.com/groups/asagimadara/《区分》2019 長野県へ&長野県からの移動が明らかになった国、都道府県は、太字で表示しています。
北海道地方:北海道
東北地方:青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県
関東地方:茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県
中部地方:新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県
近畿地方:三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県
中国地方:鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県
四国地方:徳島県、香川県、愛媛県、高知県
九州地方:福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県
沖縄地方:沖縄県
国外:台湾
お問い合わせ:アサギマダラの会会員 田原富美子