【10年目の鶏が産卵・マルキン百姓奮闘記1:上田市】2010.5.9

長野県上田市に住む、元高校教師マルキン先生の「マルキン百姓奮闘記」です。

体育の教師として、体力には自信があったマルキン先生。そんな先生が定年退職後に選んだ仕事は農業と鶏の飼育です。

現在病気と闘いながらも、たくさんの種類の野菜を作り自給しています。また鶏の産む青い卵を楽しみに、鶏の世話に励んでいます。

お百姓素人の先生が、どんなふうに鶏を飼い、野菜を育てているのでしょう、楽しみですね。


上田市のマルキンさんが育てている10年目の鶏が、4日ほど前に突然卵を産みました。

マルキンさんは定年退職後の平成7年11月から、農業の他に、自宅の庭の一画で鶏を飼い始めました。今年で15年目となります。鶏たちは時々庭に出ては、マルキンさんの優しい世話を受けています。10年目の鶏はたった1羽となりましたが、極めて元気で、その鶏が卵を産んだのです。

「鶏を長く飼っていますがこんなことは初めての経験です。元気で長生きをするのがいるんですね」と、マルキンさんはびっくりしています。でも「よほど丈夫で、ストレスがないんでしょうね。畑や田んぼの仕事に支障がない冬場は、網で囲んだ中庭に出てご機嫌良く過ごしていました。イサブラウンという茶色の鶏ですが、全部で11羽いる成鶏の中でも羽根の艶は抜群ですし、元気の良さもほかの若い鶏にひけを取りません」。卵を産むには、そんな理由があった訳です。

現在、平均の産卵数は、1日4〜5個。このほかにひよこが15羽います。内訳は青玉(アローカナ)が11羽とイサブラウンが4羽です。全部合わせると26羽ということになります。

「ヒヨコが大きくなると餌を作るのが忙しくなります。今は羽も成長して箱の中を舞いながら運動しています。11月の終わりか12月初めにはヒヨコが大きくなって卵を産み始めるでしょう」と話しており、ひよこたちの成長に、マルキンさんの期待は高まります。