飴市のわかれじみ 2011.2.11

飴市のわかれじみ

2011/02/11 13:16 に ついついペコ が投稿 [ 2018/09/29 11:45 に更新しました ]

「大町のあめ市は荒れる」そんな、言い伝えが昔からあるようです。

そう言う、あめ市当日の今日は、雪降りです。


あめ市の起源は、越後の上杉謙信が、敵である甲斐の武田信玄に、義塩を贈ったと言うことに由来しているようです。

「塩がなくては戦ができぬ」と言うことでしょうか?それはともかく、松本市から、安曇野市、そして最後に大町市と、あめ市が続きます。


大町市誌によると、塩市、飴市の起こりは松本で、慶長20年(1915年)の正月11日、初市で塩や飴を売ったと言う、記録が残っているどうです。江戸幕府の将軍、徳川秀忠の時です。


あめ市では「塩は神社の神主が「市塩の塩」と言って売り、町々の庄屋から申し付けられた飴屋が飴を売り始めた」(同誌)とのこと。

ちょうどその頃は一年の中でも最も寒く、昔から「飴市のわかれじみ」といいます。これから少しずつ暖かくなっていくので、そんな言い伝えがあるのかも知れません。