【お目覚めのヒオドシチョウと咲き出した桜にメジロと山野草:新潟県で】2020.4.6

🔴 長野県に入りたいチョウやさん、カメラマンさんへのお願い

この記事ののちに緊急事態宣言が、長野県を含む全国に出されました。

長野県は4月25日から、「観光による人の移動を抑制する」として県内各地で、観光旅行の自粛を呼びかける啓発活動を行っています。県外に出ている子どもたちでさえ「もし自分が感染していて家族や友達などにウイルスを移したら、一生後悔する」と、連休も帰らない決断をしています。ぜひ皆さんのご協力をお願いいたします。

https://www.pref.nagano.lg.jp/kankoshin/happyou/20200424press.html

新型コロナウイルス情報のためにずっと家に引きも持っていましたので、運動不足解消にと今日、新潟県まで行ってきました。「人に会わない」、「トイレに寄らない」を条件としてです。でも地元のおじいちゃんには出会ってしまいました。お陰さまで山の様子をお聞きできました。

桜が咲き始め、メジロが来ていました。桜を食べるウソを撮影したかったのですが、まだ来ていないのか、残念ながら会えませんでした。男性も「まだ桜が咲き始めたばかりなので、ウソはまだ見ない。昨日は日当たりの良い山の下の方で熊を見たよ」と、おっしゃっていました。クマさんもお目覚めなんですね。

気になっていたチョウでは、越冬のテングチョウが目の前を通り過ぎ、カメラで追うことはできなかったのですが、お目覚めのヒオドシチョウ2頭に会うことができました。

最初に出会ったのは若干色があせて翅が痛んだ個体です。岩場で日向ぼっこをしていたので、翅が開く瞬間を待って何枚も撮影。そうっとしておきたいので、その場を立ち去ると、次の個体が私が動く周辺を舞い出しました。草むらなどで休んでいるところを驚かせてしまったようです。今年は雪が少なかったとはいえ、厳しい冬を乗り越えてほっとしているところだったのでしょうね。

数枚撮影させてもらうと、下の青い斑紋まで見え、長い冬を耐え忍んだように見えないほで綺麗でした。今後気温が上がってくれば、今年羽化するチョウにも出会えるでしょうね。

さらに気になっていた山野草では、ミスミソウ、カタクリ、イワハタザオが同時に咲いていました。その3種類が同時に咲くなんてびっくりでした。雪が少なかったためでしょうか?

これからのシーズンは、山でも人混みとなります。新型コロナウイルスの関係で、どれほどの方が山に入るのか分かりませんが、撮影現場では、一つのチョウを追いかけてカメラマンたちが密集する場所が幾つもあります。山であってもマスク持参で出かけましょうね。