長野県北アルプス山麓大町市の高瀬渓谷では１０月２0日過ぎ頃から、鮮やかなコントラストの紅葉が見ごろとなりました。

針葉樹の濃い緑色の中に、カエデの赤やシラカバの黄色などが美しく色づくのが、高瀬渓谷の紅葉の特徴です。多くの観光客がしきりにカメラのシャッターを切ったり、水彩画に描いて楽しんでいます。

エメラルドグリーンに輝く国土交通省大町ダムの龍神湖を見下ろすように、ドウダンツツジの真っ赤な紅葉が。焼けるような鮮やかな赤がダム湖に映えます。

東京電力高瀬ダムの展望台からは、天気さえ良ければ槍ヶ岳が見えます。

ダムの天端を右にどんどん進みます。トンネルを抜けると、こんな景色が目に飛び込んできます。

目の前に広がる花崗岩の白い砂や岩と紅葉した山々は、とっても美しいです。

奥に行けば、爽やかな滝もあります。

季節外れのホタルブクロも咲いていました。

ぜひ、秋には高瀬渓谷を訪れてみてください。感動しますよ。

槍ヶ岳が見える展望台は、地図に「高瀬ダム」と書いてある場所の白い線の左上の終点付近です。展望台に登ればダム湖の向こうに小さいですが先が尖った槍ヶ岳を見ることができます。

白い線の終点からグレーの線が左上に伸びていますね。それがトンネルです。数分歩きますが、トンネルを抜けるとすぐ左手に吊り橋があります。ゆっくり渡りましょう。つり橋から見下ろす高瀬川は花崗岩の砂で真っ白です。綺麗ですよ。

さらにつり橋を降りたらキャンプ場を抜け、林の中を進みます。5分ほど山をちょっと上がって降れば開けてきますが、右手の奥に滝があります。

観光客の皆さんでもちらっと滝を見てからタクシーまで戻ることができます。滝の近くまで行こうと思えばタクシーに待っていただくしかありません。観光客の皆さんは15分程度の休憩時間の間につり橋を渡ってタクシーに戻るようですが、最低でも30分くらいの時間の余裕が欲しいですね。ぜひ滝まで行って見ましょう。涼気に癒されますよ。