【最近、どら焼きを見直しました】

頂き物ではない限り、滅多に自分からどら焼きを買うという習慣のなかった私ですが、なぜかお試し商品の広告を見て、インターネットでどら焼きを注文して食べてみました。

スーパーやお菓子屋さんではよく目にする商品ですよね。一つ食べればたんまりしますので、二つ目はそうそう続けて手が出ないお菓子ですが、実は、どら焼きに見直したこともあったんですね。

商品が届いて箱を開けた時にびっくりしたのは「数ある商店の中から、当店を選んでくださり、大変有難うございました」のようなチラシが入っていたことです。インターネットで時々商品を買っていますが、そのようなチラシは見たことがありませんでした。感謝の気持ちがあるお店なんだなと、まず感心しました。

梱包も丁寧でしたし、一つ一つ脱酸素剤が入っていましたのでお使い物にしても良かったのですが、とりあえず3時のおやつに夫と一つを半分にして食べてみました。ふわふわの皮に包まれたあんこが、甘すぎずにとっても美味しかったです。

届いたどら焼き6個をまだ食べ切らないうちに、あんこ好きの夫は近くのスーパーに入っているお菓子屋さんから、別のどら焼きを2個買ってきました。「食べ比べてみたらどうか」と言うのです。

数が増えたので、食べるしかないですね。それで今度は地元のお菓子屋さんのどら焼きと、ネットで購入したどら焼きをそれぞれ半分こして二人で食べてみました。

比べようのないくらい味が似ていますし、皮のふわふわ感もそうそう変わりません。製造年月日からしたら近くの方が新鮮なので、ふわふわ感があってもおかしくないのですが、ネットで購入したどら焼きも、そのふわふわ感をしっかり保っていました。どちらも負けず劣らずですね。

比べながら栗入り、小豆のあん入り、白あん入りの3つの味を楽しんでいたのですが、毎日なので流石に飽きてきました。それでもあんこ好きの夫は、スーパーの陳列棚に並んでいる安いどら焼きを買ってきたのです。5個入り200円のどら焼きです。

その袋を切り、二つに割ったところ、違いがすぐに分かりました。あんが少ないんです。皮のしっとり感はそれほどなく、パサパサ感を感じました。「一個40円のどら焼きはそんなものなんだろう」と二人で話しました。

近くにもお菓子屋さんがあるので「買ってみる?」と夫に聞くと、「2つばかり買いに行けないよ」と言うのです。確かに顔見知りのお菓子屋さんに、わざわざどら焼きを2つ買いに行くと言うことは、勇気が入りますので、結果的に行きませんでした。

田舎とはいえ、他にもどら焼きを作っているお菓子屋さんがありますが、そこにも買いに行っていません。でも、こんなふうにどら焼きばかりを毎日食べ続けていると、太ってしまいそうなので、ほどほどでどら焼きの味比べは中止しました。

お菓子屋さんのどら焼きには、材料の小豆や小麦粉、さらにそれぞれ独自の製法や、あんの味、皮のしっとり感の工夫がそれぞれあるのでしょうが、それほど大きな違いはないのかも知れません。

形や大きさはどれもよく似ており、中央にあんを入れて、上の皮と下の皮で包み、中央が少し盛り上がっていることで、それは誰れも知っています。でもどら焼きで感心したのは、どうやったら周辺だけ皮をくっ付けることができるのだろうと、疑問に思ったことです。

そんなふうに考えたこともなかったのですが、今回ばかりはどら焼き製法の謎に迫りたくなったくらいに感心しました。どら焼きを見直すべき優れた技法なのかも知れません。こればかりは甘党好きの方に譲りましょう。

さらに、日本でどら焼きが作られてから何十年も、もしかしたらそれ以上の年月が経っているのかも知れませんが、どうしてそんなに同じものが長い年月日本人に愛され続けているのだろうと言う疑問です。きっと日本人に飽きさせない味や丸い形などが大きく影響しているのでしょうね。これもお菓子の専門家に任せましょう。

お使い物としては重宝していたどら焼きですけれど、個人として見直すべきことを発見した食べ物の一つになりました。

後日談

昨日、夫がまたどら焼きを買ってきました。5つもです!。松本市にある老舗の和菓子屋さん製造のものです。どうも各地のどら焼きを食べ比べてみたいようです。温めて食べれば作りたての美味しさが味わえるようですが、やっぱそのままいただきました。

実はこの商品、過去に仕事に関係して、お相手さんに手土産を持参しなければならない場面が何回かあり、その都度利用させていただいていたものでした。他の商品ではなく、これでなければならなかったんです。関係者の誰がそのような場面になっても、これだったんです。お決まりになっていたので、他のものということはまずなかったです。そのくらい関係者が利用していました。

どちらかと言うと懐かしい商品ですせっかくなので、上に画像をアップしました。

2022年2月25日